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ブログの自己紹介写真やイラストは不要だし消してしまうべきだと思う

2020-05-04

巷で言われるブログ論とは逆行する内容ですが、私自身は顔写真等が載っているブログに辟易しているので理由を記します。

ブログに顔写真などを入れる風潮

ブログを書くとき、一番手軽なのは無料ブログサービスを使うことですが、少し本格的に書くときにはWordPressなどを使う人も多いと思います(ちなみにこのサイトもWordPressで作っています)。

色々な人のブログや記事を眺めていると、ブログの右上や左上に自身の顔(or そういう設定のキャラクター)の写真やそれをイラスト化したもの(以下、「顔写真等」と呼ぶことにする)を貼り付けているものが多いです。

巷の本などを読むと、顔を出すことによって著者に親近感を持ってもらい、継続的な読者になってもらうために推奨されているようで、もし可能なら自分自身の笑顔の顔写真を載せるべきで、顔写真を晒すのに抵抗があるなら自分自身を印象づけるようなキャラクターのイラストを載せるべき!と書いているものをよく見かけます。

ところで、この顔写真等は本当に必要なのでしょうか?

顔写真等を載せるべきでない4つの理由

私は不要だと思いますし、実際にこのサイトにはそのようなものをつけていません。理由は以下の通り。

安心感はそもそも不要

よく顔写真等を載せる理由として「筆者が見えることによる安心感が得られる」というのを見かけますが、安心感は本当に要るのでしょうか?

記事を見て得たいのは情報であって安心感ではありません。むしろ安心感と言ってひっそりと煽ってくる方がタチが悪いです。記事の真偽は、他の情報も参考にしながら読者が自らの頭で考えるのであって、安心感などという心理で判断するべきものではありません。安心感だけで真偽を決めるのは愚かだと言ってもよいです(と言いつつも、アフィリエイト的にはそちらの方が良いのでしょうが…)。

顔写真やイラストを見るのには疲れるし飽きた

SNS等で普段から大量に見ざるを得ないため。

個人的な感想であり脳科学的な知見からの意見ではないですが、「顔の認識」って脳の中で無意識のうちにエネルギーを使っていると思うのです。大量の笑顔の写真に囲まれると私は相当疲れます。同様の理由で、Zoom飲み会などで多人数の顔が並ぶのを見るのは辛いです(と言いつつも、リアルな世界で数十人を相手に講演するのは苦ではないので、違いは自分でもあまり分かっていなかったりしますが…)。

美男美女でない限り他人の顔に全く興味はない

美男美女ならともかく、普通レベルの人の顔をわざわざ見たい人がどれくらいいるでしょうか?(ただし、美男美女を無意識のうちに見てしまうのは私自身も否定しない)

IT業界向け某メディアサイトは、記事のサムネイルにその企業の中でのある程度の役職の人(←社内では知られているのかもしれないが、業界内で知られた顔というほど有名ではない)の写真が載っていたりしますが、その人の関係者以外で、知らないおっさんの顔を見たい人などどこにいるのでしょうか?

他人が笑顔なのが嫌な層が一定数居る

大体において顔写真等は笑顔になっています。

私は超ネガティブかつ相対的に自分自身を評価してしまう思考のため、他人が笑顔→他人が幸せ→その人と比べると自分が不幸という考えになるのです。似た思考の他者を傷付けないために、私がSNS等で顔写真を晒しているとき(FacebookやLinkedInなど)は、微笑みと無表情の中間程度にしています。

終わりに

よく顔写真等を貼った方が良いとブログ界隈では言われます。ただ、それに嫌悪感を抱く人も一定数居ます。ブログを書く上ではどちらでも良いのですが、もし自分自身が顔写真等を入れるのを好まないタイプの人であれば、無理に一般論に従う必要はありません。

上記の主張は一般的な情報に反していると思いますが、同じことを思う人は一定数はいると思います。賛同する人がどれくらいいるかどうか…。

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