マイクロソフト(Microsoft)社と言えば、WindowsやOfficeなどを作っている、みなさんもご存知のソフトウェア会社です。今でこそGAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)が有名ですが、世界のIT関係の会社としてはマイクロソフト社が市場で圧倒的な力を持っており、今でも巨大企業として君臨しています。
そんなマイクロソフト社の内部事情(主にソフトウェアを作る側視点)について書かれている連載コラムがあったのをご存知でしょうか…?
ちなみに、この記事の内容は20年近く前の話なので40歳以上に見えるかもしれませんが、私は中学生の頃から趣味でプログラミングを行っていたので、本記事執筆時点でまだ30代前半です(←何の話だ)。
目次
まずは当時の界隈では有名な本から
まず、マイクロソフトの開発者側から見た書籍としては、「闘うプログラマー」が有名です。これは1990年代に発売されたWindows NTの開発記であり、プログラマーのギリギリの戦いや苦悩が分かるものになっています(ちなみに、かなりの激務ではあったようですが、オフィスは働きやすいように色々と自由な雰囲気なようです)。
1990年代のWindowsにはNT系(Windows NT 4.0)とそうでないもの(Windows 95/98/Me)があり、安定しているNT系の方は企業向けのコンピュータに使われていました。NT系の設計はWindows 2000/XPに引き継がれ、今のWindows 10にもベースは引き継がれていると思います。
ただ、これは今回紹介する連載コラムではありません。
Stone's wayというコラム
当時、開発者向けに提供されていたMSDNライブラリという膨大なドキュメント集(私が知っている限りでは、オンライン化する前は複数枚のDVDとかで提供されていたはず)がありました。この中にはプログラミング言語やOSなどの細かい技術情報が大量に詰め込まれていたのですが、その中に「Stone's way」というコラムがありました。これは主に2000年前後の開発者から見た日記のようなコラムであり、読み物として楽しめるものでした。こちらに一覧があります。
中には専門用語も出てきますが、一部は当時だけ使われていたものの今は使われていないものもあるので、すべてを理解できる人は、IT業界の歴戦の玄人だと思います(笑)。完全に理解するのは難しいかもしれませんが、当時の雰囲気を伝える読み物として、専門知識がなくても楽しめるものだと思います。