雑学・暮らしのアイデア

コミュ障にとってのオンライン飲み会のメリット・デメリット

2020-04-21

最近はZoomなどのツールを利用したオンライン飲み会が流行ってますよね。

どちらかと言うとコミュ障である私も、試しにZoom上で行われた15人くらいのオンライン飲み会に参加してみました。気づいたメリット・デメリットを記します。

大人数だとコミュ障にとっては対面での飲み会より辛いかもしれない

メリット

まずはメリットから。

地理的に離れていても気軽に参加可能

オンラインなので当然ですが、一堂に会する必要がありません。そのため、普段はなかなか会うことが難しい遠い場所に居る人とも飲み会をセットできます。

私が先日参加した飲み会では、東京だけではなく名古屋・大阪・北海道のほか、海外に駐在中の人と会話することもできました。

好きなものを飲み食いできる

飲食物は手元に自分で用意することになります。そのため、空気を読まずに好きなものを飲食できます。

簡単なおつまみと発泡酒で安価に済ませることもできますし、逆に好みの高価なワインを飲むことも出来ます。

最初から最後までひたすら何杯もラーメンを食べるといったことを行っても、気づかれにくいでしょう(←気づかれる可能性がゼロとは言ってない)。

必ずしも発言する必要がない

居酒屋などで実際に会って飲み会を行う場合、会話の輪に加わることができないと居心地が悪くなります。ただ、オンライン飲み会を行ってみると、自分が発言せずにただただ聞くだけ(ネット界隈で言う「ROMる」状態)でもあまり居心地の悪さを感じません。

発言しない飲み会に参加する意味があるのか?と思うかもしれませんが、ただただ人の話を聞きたいだけという人も一定数いると思います。

また、口頭で発言せずに、テキストチャットでコメントや合の手を入れるというライトな発言(発信)方法も可能です。人や会話の内容によってはそちらの方が盛り上がるでしょう。

途中退席が気軽にできる

飲み会によっては、本当につまらない飲み会というものもあります。

お店などで会っている場合は、つまらないからと言って即脱出することは難しいケースが多いです(お会計もありますし)。ただ、オンライン飲み会であれば、何も言わず画面を閉じれば終了します。人数が多ければ、退席したことに気づかれないかもしれません(笑)

…とはいえ何も言わずに切れるというのはなかなか勇気がいると思います。その場合は「眠くなったので寝ます」「酔いが回りすぎたので退席します」などとチャットに書いてから画面を閉じれば良いでしょう。

デメリット

一方のデメリットはこちら。

会話の中での発言が難しい

例えば居酒屋に15人で集まって飲み会を行ったとします。その場合、全員が1つの話題で盛り上がっていることは稀で、大体の場合は「近くにいる人2〜6人程度での会話の輪」が複数できているということが多いです(特に、テーブルの反対側の端の人同士は声が届かないので、別の会話の輪になっているはず)。1つの会話の輪の中で同時に発言できる人は1人だけなので、1人あたりの発言時間は単純計算で1/2〜1/6です。

一方、オンライン飲み会は全員に音声が共有されるため、15人が1つの会話の輪の中に入っていることになります。そうなると、1人あたりの発言時間は1/15に激減します。実際には人によって発言のしやすさが異なるため、コミュ障だと感じている人にとっては、1/15どころではなくほぼ何も発言できないということにもなりかねません。コミュ障にとってはなかなかの辛い時間になります。

通信環境が悪いとストレスになる

参加者によってインターネットの通信環境は様々です。たまたま通信速度が低い場合、音質が大幅に低下したり、音声が途切れたりするので、場合によってはまともな会話ができない場合があります。実際、会話を断念した人もいました。

コミュ障にとってのオンライン飲み会

もし「飲み会の中で発言することが重要だ」と考えるなら、発言が苦手なコミュ障の人にとっては発言が難しくなる(上記デメリットの項を参考)ので、オンライン飲み会は難易度が高くなります。もし発言することが重要な飲み会であれば、幹事さんがファシリテートすることも必要でしょう。

ただ、「必ずしも発言しなくても気にしない」と考えるなら、気楽に会話を聞く会と割り切って考えることもできます。また音声だと同時に複数人が発言するのは難しいですが、チャット機能を使えば他人の発言中にコメントを書くこともできるので、その場のノリによっては、口頭での発言をしなくてもチャットで盛り上げることも可能でしょう。

終わりに:オンライン飲み会は使い方を切り替えましょう

オンライン飲み会は一見普通の飲み会と同じように見えて、意外と性質が異なるものです。

少人数で開くのであれば良いですが、ある程度まとまった人数(例えば6人以上)の場合は勝手が異なるので、自分の発言にこだわらない方が良いかもしれません。

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