知人から「オフィス街に謎が多い隠れた立ち食いそば屋がある」という話を聞いて「港屋2」というそば屋に行ってきました。
目次
お店の場所
場所は東京 大手町フィナンシャルシティの近くにある、星のや東京の1階です。ただし星のや東京の中ではなく外に入口があるので、星のやに入らないように注意が必要です。
一見するとオフィスビルの深夜用の入口かと思うような扉がありました。どうやらそこが入口のようです。表札のようなごくごく小さい看板だけがあり、外に券売機はあるのですが柱の陰に隠れているため、知らないとまず気づかないようなお店です。
平日のお昼時は行列ができているので分かりやすいですが、それ以外の時間帯だと見つけるのが難しいかもしれません。ちなみに夜も営業しているようですが、中途半端な時間だと閉店(休憩?)しているようです。券売機の電源が切れていたら閉店中だと思って諦めて下さい。
注文までの流れと味の感想
屋外にある券売機は「冷やし肉そば 1,000円」のボタンのみが存在し、大盛りボタンなどは一切ありません。むしろこの1択ならボタンの意味が無い。
食券を買い、中でしばらく待ちます。黒を基調とした部屋の真ん中に高さがあるテーブルが1つあり、付近のサラリーマンやOLが黙々と立ってそばを食べていました。テーブルには追加の出汁と思われるポットと、天かすが入った皿と、装飾としてのお花がありました。ちなみにお茶やお水は店内にはありません。
番号で呼ばれると、蕎麦とネギと豚肉が山盛りになった丼ぶりと、赤い出汁が入った器と、さらに生卵の皿が乗ったお盆を渡されました。どうやらつけ麺の要領で食べるようです。赤い出汁は辛いもので、これにそばをつけて食べると蕎麦はやや固く、蕎麦を絡めて食べると旨辛でした。生卵を使って味を調整可能。ポットに入った出汁は辛いものではなく、入れると辛さは和らぎ出汁が温かくなります。この状態で蕎麦をつけると、温度が異なるためか急に柔らかく食べやすくなりました。
立ち食い蕎麦と考えると随分と高価ですが、ちょっと良い感じの和風つけ麺と考えると妥当かなと思います。ちなみに量もやや多めです。
終わりに:大手町の隠れたお店
このお店には目立つ看板はなく、知らないとまず入れないようなお店でした。そもそもオフィスに馴染みすぎていて、こんなところに蕎麦屋があるとは想像できないくらい。
実際のところ、かなりの人が居るオフィス街なので、このような立ち食い蕎麦の需要は相当あると思いますが、人が多すぎて雰囲気を壊すのを防ぐために、敢えて隠しているような気がするお店でした。