雑学・暮らしのアイデア

ネガティブな人こそ楽しめるマンガ

2020-04-18

「日常って憂鬱ですよね?」と聞かれて「そりゃあ当然でしょ!」と即答するネガティブな人は、私も含めて一定数いると思います。とはいえ、その人達が毎日の生活で常に苦しんでいるかと言うとそうでもなく、実際には日々の暮らしをそれなりに楽しめている人も多いかと思います。

そんな人なら共感できる点があると思われる、一見するとライトに憂鬱な内容に見えて、実際には楽しめるマンガを紹介します。なお、これらのマンガを読んでまったく共感できないという方は、きっとポジティブな人なのだと思います(笑)

鬱ごはん(施川ユウキ)

主人公(最新刊では30代男子フリーター)が、日々の生活の中で食事をしていくものです。ただ、基本的に主人公はネガティブで、食べ物は美味しそうには描写されていません。少し前に流行ったグルメ漫画とは対極に位置します。同じ作者の他の作品の中で、登場人物に「なんか あんまりおいしそうじゃない飯マンガ」と言われたり、作者自身に「陰気な食漫画」と評されたりしています。

ちなみに話数が進むにつれて、ある種の開き直りなのか歳のせいなのか、ネガティブ感が薄まっているように見えます。またちょいちょい旅行にも行っていたりして、地味に一人生活を満喫してきているように思います。2020年4月時点で第3巻まで出ています。

施川ユウキ (著)

終わった漫画家(福満しげゆき)

10年前に連載が小ヒットして知名度がゼロではないものの、才能が枯渇してしまい先がないので、最後に思い切って婚活目的でアシスタントを探してみたら…という独身男性漫画家が主人公のマンガです。

主人公がネガティブな上にやたらとリスク回避的な行動を取ろうとするので、婚活は進みません(笑)。ただ、登場人物の勘違いによって雑に思惑が一致してマンガ(作中作)は進んでいくというのが面白いところです。この雑さ加減がすごい!

個人的には、A子の編集者との電話の話術がツボにはまりました。3巻で完結。

さよなら絶望先生(久米田康治)

ネガティブな高校教師が、ことあるごとに「絶望した!」と叫びながらも、クセの強すぎる生徒が多いクラスの担任教師として過ごしていくマンガです。

この主人公はよく自殺未遂を行いますが、わざわざ死ぬ練習をしていたりするので、どこまで死ぬ気があるのかは何とも言えないところですが…。アニメ化もされていたので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。30巻で完結。

アニメはAmazon Prime Videoで見ることができます。個人的にはシーズン4が出てほしかった!

つげ忠男の作品

マイナーですが、昭和の工員の生活などを描いている作品が多くあります。全体的に暗いと言われる作品が多いですが、静かな余韻が残る作品を見つけることができるかと。

終わりに

ネガティブなことは悪いばかりではありません。ネガティブな人は普段考えていることがポジティブな人には理解してもらえなかったりするので残念に思うことがあると思いますが、上記のマンガを読むなどして、人生をたまには楽しんでもらえたらと思います。

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