ダイエットをしている人は、頻繁に体重計に乗ると思います。その体重計で出てくる数値(体重)を実際よりも小さくするテクニックを記します。
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注意:この記事の方法は急場しのぎの方法に過ぎません!
この記事で扱うのは、あくまでも体重計を一時的にごまかすためのものです。一時的なモチベーションアップや、どうしても痩せているように見せるための急場しのぎには使えますが、本質的にはダイエットには全くなっていないので使い方を間違えないようにしてください(笑)
なお、本気でダイエット(シェイプアップ)するには男女問わず筋肉量をアップさせるのが有効です。その場合、筋肉は脂肪よりも密度が高いため、筋肉量をアップすると見た目上の体重がむしろ増えることがあります。そう考えると、体重はダイエットの進捗を測る指標としては不適切とも言えるため、ダイエットには体重計ではなく体組成計を使うべきという説もあります。
簡単にできる方法
「体重はダイエットには関係ないのでは?」と書きましたが、それでも体重が気になる人はいると思います。まずは自宅で気軽にできる方法を記します。
体重計の下にマットを敷く
普通は体重計は硬い床の上に直接置きます。しかし、これを柔らかいマットの上に置いて体重を測ると、なぜか数kg減った数値が出てきます!
恐らく床にかかる力が分散されて、体重計自体にかかる圧力が減るためなのでしょう。
お風呂に入った直後に体重を測る
お風呂(シャワーでも可)に入ると発汗するため、その分体重が減ります。人にもよりますが恐らく200〜400gくらいは減るかと。そのため、お風呂に入って体を拭いた直後に体重計に乗ると、いつもより数値が減ります。
無理やり発汗量を上げるために長時間入浴すると脱水状態になって危険なので、ほどほどにしましょう。また、体重を測った後は適度に水分補給をしましょう。
測る前に体重計を傾けておく
機種にもよりますが、普段は体重計を傾けた(立てた)状態で収納しておき、体重を測る時だけ水平にすると、重量の基準となる部品が狂うのか数値に誤差が出ることがあります。例えば私の自宅にあるデジタル式体重計では2kgくらい誤差が出ます。なお、必ずしも数値が減るとは限らず、逆に増えることもあります。
もっと露骨に行うのであれば、体重計の誤差調整用のネジ(アナログ式のものだと付いていることがある)をいじるという手もあります。
飴をなめる
飴を舐めると唾液が出ます。出た唾液を飲み込まずに吐き出すことで、僅かながら体重を減らすことができます。
ボクシング選手で減量の進捗が目標ラインギリギリの時に、試合前の計量の直前でこの手を使うことがあるという話がどこかに書かれていた気がします(どこに書いていたかは忘れた…)。
簡単にはできない方法
現実的ではないですがネタとして記します。
緯度の低い場所で体重を測る
地球は自転しており、地球上にいると自転による遠心力の影響を受けます。遠心力の公式(は質量、は半径(地軸からの距離)、は角速度)から分かる通り、地軸から遠い、つまり赤道に近い場所で体重計に乗ると、受ける遠心力が大きくなる分、体重によって体重計にかかる力が相殺されて、体重が実際よりも小さく表示されます。
ちなみにこのテクニックは高校物理の教科書に書いていた記憶があります。
高度の高い場所で体重を測る
上記の「緯度の低い場所で体重を測る」と同じ理屈で、高い山の上は地軸から遠くなるため遠心力がごく僅かながら大きくなり、理屈の上では体重がごく僅かながら小さく表示されます。
ただし、仮に赤道直下の6,000m級の高山に登ったとしても、稼げる地軸からの距離は地球の半径の0.1%程度なので、もはや通常の体重計では差を検出できないでしょうが。
急降下中の飛行機の中で体重を測る
古いエレベータに乗っていると、下がり始めたときに「ふわっ」と宙に浮く感覚を味わうことがあります。これは、下向きに加速しているときは慣性で上向きに力がかかるためです。
これと同じ状況を体重計で体重を測るのに必要な時間(数秒?)持続できれば、見た目上の体重が軽くなります。具体的には、高高度から急降下中の飛行機の中で体重を測るという方法が考えられます。
別の方法として、地下深くまで穴を掘り、その中で自由落下に近いスピードでカプセルを降下させることで同様の状況を作り出す実験施設が日本にあるという話(例えばこれとか)が、大学の物理(古典力学)の教科書に書かれていた記憶がします。
低重力環境下で体重を測る
体重計に表示される「重さ」(「質量」とは異なる)は、重力加速度の大きさによって影響を受けます。そのため、月など質量が地球より小さい天体で体重を測れば、表示される数値が小さくなります。
一応、莫大なお金を出せば今の時代でも月に行けなくもないらしいですが、50年〜100年後くらいにはサラリーマンでも行ける程度に月面旅行のコストも下がるかもしれないので、その際に試してみるのも一興かもしれません(笑)
終わりに
ここで書いた方法は、いずれも急場しのぎの方法(一部はイカサマと言える内容)であり、本質的にはダイエットにはなっていません!
シェイプアップしたければ、運動するか食事に気をつけましょう。野菜のドリンクを飲んで、満足感を得ながら食事量を減らすなど。
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